Xcodeでサンプルコードがエラーで開けなく、CocoaPodsが必要ということが分かりインストールを試みてみた
SwiftでコーティングしようとあるサンプルコードをダウンロードしてXcodeで開いてみるとエラーが頻発していて開けなかった。
エラーを良く見るとPodfileが影響している事が分かり調べてみるとCocoaPodsが必要という事でインストールしようとチャレンジして挫折寸前だったが何とかインストール出来たので対処した事を記事にしてみます。
尚、色々試しすぎて全てが正しいとは限りませんが、この記事が何かの役に立てば光栄です。
管理人のPC環境(2021年5月9日現在)
- iMac(21.5-inch Late2012)
- macOS Catalina(10.15.7)
目 次
- Homebrewをインストール又はアップデート
- rbenvをインストール
- rbenvの管理下にRubyをインストール
- rbenvにパスを通すため、シェルの設定ファイルを編集
- RubyGemsをアップデート
- RubyGemsを使用してCocoaPodsをインストール
1. Homebrewをインストール又はアップデート
Homebrewのインストールの記事を参考にしてインストールする。
Homebrewがインストール済みの場合は下記のコマンドをターミナルで実行してアップデートする。
$ brew update
2. rbenvをインストール
複数のRubyのバージョンを管理してくれるツールrbenvを下記のコマンドをターミナルで実行してインストールする。
$ brew install rbenv ruby-build
3. rbenvの管理下にRubyをインストール
rbenvで管理されているrubyのバージョンを確認してみると以下のように、現在のrubyはsystemを利用している事が分かります。
$ rbenv versions
* system (set by /Users/Assy/.rbenv/version)
rbenvの管理下にインストールできるrubyのバージョンは以下のコマンドで確認ができます。
$ rbenv install -l
2.6.7
2.7.3
3.0.1
jruby-9.2.17.0
mruby-3.0.0
rbx-5.0
truffleruby-21.1.0
truffleruby+graalvm-21.1.0
今回は最新のRuby安定版である3.0.1(2021年4月現在)をインストールするので下記のコマンドを実行する。
$ rbenv install 3.0.1
インストール後、rubyのバージョンをもう一度確認してみると先ほどインストールした3.0.1いうバージョンが新しく追加されている事が分かります。
$ rbenv versions
* system (set by /Users/Assy/.rbenv/version)
3.0.1
3.0.1をglobalで利用するように変更します。
$ rbenv global 3.0.1
上記コマンドを実行後、rbenvで管理されたrubyに変更されるので再度バージョンを確認してみると3.0.1を利用している事が分かります。
$ rbenv versions
system
* 3.0.1 (set by /Users/Assy/.rbenv/version)
4. rbenvにパスを通すため、シェルの設定ファイルを編集
rbenvにパスを通すため、シェルの設定ファイル(.bash_profileや.bashrcもしくは.zshrc等)に以下を追加する。
管理人の環境の場合は、シェルがbashで設定ファイルが.bash_profileでしたのでテキストエディタで直接開いて下記コードを追加しました。
尚、シェルの設定ファイルは隠しファイルなのでFinder上でキーボードショートカット command + shift + . を押して隠しファイルを表示して下さい。
[[ -d ~/.rbenv ]] && \
export PATH=${HOME}/.rbenv/bin:${PATH} && \
eval "$(rbenv init -)"
シェルの確認方法等は下記の記事が参考になりました。
https://blog-and-destroy.com/34392
5. RubyGemsをアップデート
RubyGems(Ruby言語用のパッケージ管理システム)はRubyのバージョン1.9以降は標準添付で先程インストールしたバージョン3.0.1にも、もちろんインストールされていますが念の為アップデートしておきます。
$ sudo gem update --system
6. RubyGemsを使用してCocoaPodsをインストール
CocoaPodsをインストールするには下記のコードをターミナルで実行する。
$ sudo gem install cocoapods
下記のようなメッセージがターミナルに出るとインストール成功です。
Successfully installed cocoapods-1.10.1
Parsing documentation for cocoapods-1.10.1
Done installing documentation for cocoapods after 2 seconds
1 gem installed
最後に下記のコマンド(リポジトリ情報のセットアップ)を実行してセットアップする。
$ pod setup
念の為、きちんとインストールされているか下記のコマンドを実行してみる。
$ pod --version
1.10.1
インストールしたCocoaPosのバージョン1.10.1が返って来たので、無事CocoaPodsがインストール出来ました。
参考にさせて頂いた記事
cocoapodsをインストールするとエラーが出た|hAcKTion
【iOS開発】 CocoaPodsが何なのか〜導入までまとめ|知らんかったわ
【Swift】CocoaPods導入手順|Qiita.com@ShinokiRyosei
gem installでpermissionエラーになった時の対応方法|Qiita.com@nishina555