NAS上のファイルにアクセス出来なくなった。

ある日の業務中、午前中はアクセス出来ていたNAS(LinkStation)上のファイルに午後から突然アクセスが出来なくなり何とか対処したことを備忘録として投稿します。

その日、事務所で起動していたPCは4台ありその内2台は問題なくアクセスが出来たので他の2台がアクセス出来なく下記の謎のエラーメッセージが出てきた。

そのエラーメッセージの中に参照して下さいというページが下記のページです。

SMBv1 は、Windows 10 バージョン1709、Windows Server バージョン1709以降のバージョンでは既定でインストールされません。 | Microsoft.com

エラーメッセージの内容を読み解くとSMBv1が無効となっているのでアクセスが出来ないようで、SMBv2を使用して下さいとありました。
使用しているNASは古いタイプですがSMBv2対応で有効になっているのを確認済みだがアクセス出来ない所をみるとSMBv1を有効にするしかない様子。

SMB(Server Message Block)とは?

主にWindowsを中心とした環境でLANを通じてファイル共有やプリンタ共有などに使用される通信プロトコルの総称。OSI参照モデルでは第7層アプリケーション層に該当する。認証つきプロセス間通信機構としても動作する。
wikipediaより

Windowsネットワークにおける標準のファイル共有プロトコルは「Server Message Block(SMB)」です。パフォーマンス改善やセキュリティ強化のために、「Windows Vista」以降「Windows 10」まで、SMBの新しいバージョンが次々に登場してWindows10では3.1.1となりました(表1)。
それなのにv1を使わなければならないのか?

SMB Windows
SMB 1.0/CIFS Windows XP
SMB 2.0 Windows Vista
SMB 2.1 Windows 7
SMB 3.0 Windows 8
SMB 3.0.2 Windows 8.1
SMB 3.1.1 Windows 10
表1 SMBのバージョンとWindowsの対応

エラーが発生したPC環境

▼PC
Windows10 バージョン1909
▼NAS
Buffalo LinkStation LS210Dシリーズ

何故、突然4台中2台のPCでエラーが出た理由ですが、おそらくWindowsUpdateを行った際にSMBv1が無効になったせいと思われ、確認は出来ておりませんが、下記画像の3つの更新プログラムがアクセス出来なくなったPCにあったので、どれかが個人的には怪しいと睨んでいます。
尚、その怪しいプログラムをアンインストールしても変わりませんでしたが・・・。

Windows10側で強制的に SMBv1 を有効にする方法(自己責任)

    1. コントロールパネルを開き、プログラムと機能をクリック

    1. 左側の「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックしてWindowの機能を開く

    1. 「SMB 1.0/CIFS ファイル共有のサポート」にチェックを入れ「OK」を押す。(下位の3つもチェックが入る)

  

    1. インストール画面になり変更が適用されるまで待つ。

    1. 「必要な変更が完了しました。」と出たら下側の「今すぐ再起動」ボタンをクリックしてWindows10を再起動。

  1. SMBv1が有効で設定は完了しアクセスが出来るようになります。

最後に

SMBv1 はMicrosoft社が2014年に非推奨に指定したプロトコルなので、Windows10で使い続けるのはよろしくないはないでしょう。
いずれNASも新しくした方(RAID構築してもらおうかな)が得策ですね。


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